選ぶご家族がどんどん増えている家族葬。
最近では、著名人が家族葬を行ったというニュースもよく耳にするようになりました。
家族葬を選んで良かったと感じるご家族がたくさんいらっしゃる一方で、家族葬ならではのデメリットもあります。
葬儀の費用は?
参列者の対応は?
喪主がやるべきことは・・?
家族葬は一般的な葬儀と比べてどう違うのか、どんなメリットとデメリットがあるのかをわかりやすくご紹介します。
家族葬とは、身近な参列者だけで故人を見送る葬儀の形です。
ご家族だけでなく、親族や友人もお呼びすることができますが、参列するのは少人数のみに限定します。
一般的な葬儀ではしきたりや宗教のお考えを重視しますが、家族葬は故人やご家族の希望を優先して葬儀ができるのが特徴です。
家族葬のメリットは?
まずは家族葬メリットから。
たくさんの家族に選ばれている、納得の理由があります。
- 身内だけでゆっくりと見送りができる
- 故人や家族の希望どおりの葬儀ができる
- 葬儀費用が安くおさえられる
1.身内だけでゆっくりと見送りができる
家族葬の一番大きなメリットは、家族ならではの穏やかな雰囲気で故人の見送りができること。
大切な方が逝去されると、喪主を務める方はもちろん、ご家族は悲しくてもゆっくり悲しんでいられないほどバタバタと慌ただしく対応に追われることがほとんどです。
ご親族への連絡や入院していた病院の手続き、葬儀社の手配、葬儀の打ち合わせ、葬儀当日は弔問客の対応・・・
とくに一般葬など、参列者が多い葬儀であるほど手配やおもてなしも必要になります。
そして、ご家族だけでゆっくりと最後のお別れの時間を過ごす時間が少なくなってしまうのが実情です。
家族葬の場合はごく身近な方だけが参列するため、当日は弔問客の対応も必要ありません。ご家族だけで自由に最期の時間を過ごし、ゆっくりとお見送りをすることができます。
故人がどういう人生を歩んできたか、どんな方だったかをあらためて振り返り、穏やかな雰囲気で過ごせるのは家族葬ならではのメリットです。
2.故人や家族の希望どおりの葬儀ができる
家族葬は、どんな内容にするか自由度が高い葬儀の形です。
一般葬では、宗教やしきたりによって決められた葬儀の流れを優先します。
例えば一般的な仏式の場合、2日間に渡ってお通夜と告別式を決められた流れに沿って執り行います。読経・お焼香・弔事・喪主挨拶などを行いますが、ご家族だけのお別れの時間をたっぷりと確保することは難しいのが現実。
自由度の高い家族葬なら、例えばご自宅で棺を囲みながら故人との思い出を家族みんなで振り返って食事をしたり、お酒を酌み交わしたり、家族水入らずで最後のときを過ごすといったお見送りができます。
もちろん家族葬であっても、一般的なご葬儀のように読経やお焼香の時間も取り入れることもできますよ。
宗教のお考えも大切にしながらご家族の時間をたっぷり確保したり、無宗教で執り行ったり、ご家族の意向に合わせて自由なお見送りができるのは家族葬だからできること。
なお、希望どおりの家族葬をするためには、プランを柔軟にアレンジできる葬儀社を選ぶことがポイントです。
長い入院生活などで家族一緒に過ごせなかったというご家族にとっても、家族葬はおすすめ。食事をしたり、家族水入らずのひとときを過ごせるのは、素敵な見送り方ですよね。
3.葬儀費用が安くおさえられる
家族葬では、葬儀にかかる費用が比較的安くおさえられる傾向にあります。
一般葬と比較し、大人数の参列者への食事や香典返しが必要ないこと、小規模の会場または自宅で葬儀ができること、司会や受付を置かず必要なものだけでシンプルな葬儀にもできるからです。
自由度が高い家族葬だけに、内容によっては葬儀費用がかさむ場合もありますが、反対にあまり費用がかからないように内容を節約するということも可能です。
家族葬だから格安だというわけではありませんが、費用をできるだけ安く抑えたい方は、家族葬も検討しておくと良いでしょう。 中には、希望の予算におさまるように葬儀内容をアレンジできる葬儀社もありますよ。
家族葬のデメリットは?
魅力的なメリットをご紹介してきましたが、家族葬ならではのデメリットもあります。
- 葬儀後に弔問客の対応が必要
- 香典の金額が少ない
1.葬儀後に弔問客の対応が必要
家族葬では親しい身内だけで葬儀を執り行い、葬儀後に縁のあった方々へお知らせするのが一般的。 そのため、参列できなかった方々が、直接会ってお別れをしたかった、葬儀に参列したかったと悔やまれることがあります。
焼香だけでもあげたいという方が、葬儀の後にご自宅を訪ねて来られる場合も。
葬儀を終えた後日に弔問客がいらっしゃった場合、残されたご家族はおもてなしの対応が必要になります。
わざわざ足を運んでいただくお気持ちはとてもありがたいものですが、それが大勢ともなると、ご家族は忙しく対応に追われて負担になることも。
ご葬儀後、ご家族で静かに過ごしたいと思っても、それが難しくなってしまいます。
故人がまだお若い場合や、多くの方と親交がある場合、現役でお仕事をされている場合に家族葬を選ぶのは、要注意です。
一般葬の場合は、ご葬儀当日に縁のあった皆さんへ感謝の気持ちを伝え、お別れをしていただくことができるため、葬儀後の弔問客の対応をすることは少ないでしょう。
弔問客が多いと予想される場合は、家族葬よりも一般葬のを選ぶほうが葬儀後の負担が少ないと言えます。
2.香典の金額が少ない
家族葬のメリットの一つに、費用が安くなる傾向があるとご紹介しましたが、費用の「負担額」についてはデメリットがあることも知っておきましょう。
まず、大勢の方が参列する一般葬では、受け取る香典の金額も大きくなるため、いただいた香典を葬儀費用の支払いにあてて、実質の負担金額を減らすことができます。
しかし家族葬は、参列する人数が少ないため香典の額が少なくなります。ご家族の意向によっては、香典を辞退する家族葬もよく見られます。 その結果、香典でまかなえる額が少なくなり、ご家族の負担する金額が大きくなる可能性があるのです。
とは言え、参列人数に比例する費用(食事代や香典返しなど)も一般葬に比べて少額になるので、香典の金額が少なくても負担額が抑えられることもあります。
結局、一般葬と家族葬どちらが負担額が少ないの?と疑問に思いますよね。
規模の小さい家族葬のほうが、負担金額が安くなりやすい傾向はありますが、「家族葬だから、負担額も安い」または「高い」とは言い切れないのが実情です。
参列する人数や内容によって、葬儀費用や実質の負担金額はガラリと変わってきますから、ご家族によって負担金額は異なるんです。
一般葬と家族葬どちらにするか迷っている方は、両方の見積もり書を取り寄せて確認すると良いですよ。
見積もり書では、参列する予定の人数や葬儀内容から計算した、葬儀の総額が確認できます。
それだけではなく、実際に負担する金額の目安も知ることができるので、葬儀を検討しはじめたらすぐに取り寄せて確認しておくと安心です。
家族葬のデメリットを避ける方法
家族葬のデメリットを2つご紹介しました。
- 葬儀後の弔問客の対応で、ご家族に負担がかかることがある
- 香典の金額が少なく、負担金額が大きくなることがある
家族葬を選んだとすると、このようなデメリットを完全に避けることは難しいでしょう。
葬儀後にわざわざ来てくださった方々をお断りすることもできませんし、香典をたくさんいただくこともできませんものね。
でも、家族葬のデメリットを最小限に抑えることはできます。
その方法は、生前のうちに信頼できる葬儀社を見つけて相談しておくこと。
ご家族によって葬儀に対するお考えは様々ですし、複雑なご事情を抱えている方もいらっしゃいます。 ご自身に合った対策を一緒に考えてくれる葬儀社を見つければ、ご葬儀で失敗することはほぼ無いと言っても良いでしょう。
- 交友関係の広さや、ご家族のご事情などから、家族葬か一般葬どちらを選ぶべきかアドバイスをもらう
- 一般葬の場合と家族葬の場合、それぞれで予想される香典の総額や、実際の負担金額の目安を教えてもらう
まだ葬儀社の資料も取り寄せていないという方は、今すぐにでも無料でできる見積書やパンフレット請求をしておくことをおすすめします。
また、ただ資料を取り寄せるだけではなく、生前相談もしておきたいところです。
事前に相談しておけば、「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔することにはなりませんよ。
残念なことに、葬儀社によっては生前相談に積極的ではない場合があります。(すぐに注文に繋がるお客さんを優先しているんですよね・・)
生前の相談であっても、親身に相談に乗ってくれる葬儀社を選ぶことがとても大切です。
後悔のない家族葬を行うためには、柔軟な対応をしてくれる葬儀社を生前から探して相談しておきましょう。
家族葬で失敗しない葬儀社の見分け方
家族葬は一般の葬儀と比べて、少し特別なメリットとデメリットがある葬儀の形。
それだけに、ご家族をサポートする葬儀社選びは本当に重要です。
家族葬ならではのメリットを活かし、デメリットも抑えることができる葬儀社の特徴をいくつかご紹介します。
プラン内容を柔軟にアレンジできる葬儀社
全体の葬儀の流れが決まっている一般葬と比べ、自由度の高い家族葬。
ご家族のご事情や希望に合わせて、プランの内容を変更したり、費用を節約する方法を提案してくれたり、柔軟に対応してくれる葬儀社を選びましょう。
葬儀後のアフターフォローもしてくれる葬儀社
葬儀施行を委託先の葬儀社にまかせるような葬儀紹介会社では、葬儀後のサポートが弱いことがあります。
葬儀当日はもちろん、葬儀後のフォローもしてくれる葬儀専門会社のほうが安心と言えるでしょう。
生前相談にも積極的な葬儀社
すでにご紹介しましたが、やはり後悔のない家族葬をするためには生前相談を必ずしておきたいところ。
「今すぐ葬儀をお願いします!」というお客さんでなければじっくりも話も聞いてもらえない・・なんて葬儀社がありますが、そんな葬儀社は候補から外してしまいましょう。
生前の相談であっても、あなたの希望やご事情をしっかりと聞き取って、メリットもデメリットも正直に教えてくれるような葬儀社を選びましょう。
家族葬におすすめの葬儀社
お葬式のむすびす(旧・葬儀社アーバンフューネス)
葬儀を検討しはじめたら、まず資料を取り寄せておきたい葬儀専門会社。
ご家族の要望や予算に合わせて葬儀内容がアレンジでき、あたたかい家族葬にも定評があります。
生前相談も積極的に行っていて、どなたでも葬儀の疑問を相談できます。
どの葬儀社を選ぶかでご葬儀の費用や内容、サポート内容も全く変わってきます。
ご葬儀を検討しはじめたら、まずは評判の葬儀社をいくつか比較検討してみることをおすすめします。
家族葬が評判の大手葬儀社はこちらで詳しく紹介しています。
家族葬のメリット・デメリットのまとめ
家族葬ならではのメリット・デメリットをご紹介しました。
念のため、もう一度おさらいしておきましょう。
- 身内だけでゆっくりと見送りができる
- 故人や家族の希望どおりの葬儀ができる
- 葬儀費用が比較的安くおさえられる
- 葬儀後の弔問客の対応が必要
- 香典の金額が少ない
ご葬儀には、家族葬や一般葬や一日葬など色々なご葬儀の形がありますが、どれを選んでもそれぞれメリットとデメリットがあります。
大切なのは、メリット・デメリット両方をよく理解した上で、ご事情やお考えに一番合ったものを選ぶこと。
ご葬儀の費用や参列者への配慮など、ご家族の数だけご事情がありますから、どんなご葬儀にするべきか簡単には決められない方がほとんどではないでしょうか。
- 家族葬か、一般葬にするか迷っている
- 家族葬を選んだ場合の葬儀費用、負担金額が気になる
ご葬儀のことで迷ったら、気軽に相談して不安や疑問をスッキリ解決してしまいましょう。
まだ葬儀屋さんに相談するのは早いかも・・と迷っている方へ。
こちらの相談窓口では、「まだ検討段階なので、お話だけ」と伝えると、ご葬儀準備のポイントを丁寧に教えてくれたりもします。
- お葬式は初めてで、何から相談していいかわからない
- 家族葬について詳しく知りたい
- いくらかかるのか、費用をすぐに知りたい
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