親の通院や入退院、介護が身近なものになってきた。
頭では「そろそろ備えなきゃ」と思っていても、
何から手をつければいいかわからないまま、時間だけが過ぎている——。
でも、準備をしておかなかったことで後悔したり、兄弟と揉めたりする方は少なくありません。
ここでは、50代〜60代の方が、親のために「今のうちにやっておくべきこと」や「後悔しないための準備」について、実際の声や事例を交えながらわかりやすく整理しました。
最低限の準備をしておくだけでも家族の負担はぐっと軽くなります。ぜひ参考に、少しずつ準備をはじめてみてください。
親の“もしも”が現実になりはじめる年代
50代〜60代は、親が高齢になるにつれ、さまざまな場面で「判断」が求められるようになります。
- 医師から延命治療の希望を聞かれた
- 施設から「ご家族で話し合っておいてください」と言われた
- 兄弟と意見が合わず、判断がまとまらない
実際に、看取りの場面で
「親の考えを何も聞けていなかった」「葬儀の形式をめぐって揉めた」
といった後悔の声は少なくありません。
今のうちにやっておくべき3つのこと
親の意思を聞いておく（延命治療・葬儀の希望）
元気なうちに「延命はしたい？」「お葬式はどんな形がいい？」と
ざっくり聞いておくだけでも、判断に迷わなくなります。
葬儀社の資料を取り寄せて候補を絞っておく
いざというとき、病院から「葬儀社は決まっていますか？」と聞かれることも。
パンフレットを数社見比べておくだけでも、安心感が違います。
比較して葬儀社の候補を絞っておきましょう。可能なら、候補の中から１社に決めておけると安心です。
家族や兄弟と情報を共有しておく
代表で一人が背負わないために、早めに方向性を話しておくことが大切です。
迷ったら、実際に選ばれている葬儀社を見てみる
「自分で調べるのは不安」「どこに頼めばいいかわからない」
そんなときは、実際に資料請求が多かった葬儀社のランキングを参考にしてみてください。
まとめ
親の終活や葬儀の準備は、まだ先のことだと思っていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、実際には延命治療の判断や葬儀の段取りなど、ある日突然、決断を迫られる場面がやってきます。
そんなとき、「もっと早く話しておけばよかった」「選ぶ時間がなかった」という後悔は、残念ながらとても多く聞かれます。
だからこそ今、親が元気なうちに少しでも希望を聞いておくこと、葬儀について比較検討しておくことが、自分自身とご家族の負担を減らす一歩になります。
まずは資料を取り寄せて、どんな選択肢があるかを知ることからはじめてみてくださいね。
