親が70代に入り、ふと「もしものとき」が頭をよぎるようになってきた。
とはいえ、まだ元気に暮らしているし、「葬儀なんてまだ早い」と感じている人は多いかもしれません。
でも実は、40代の子世代が、すでに葬儀社の資料を取り寄せたり、親と少しずつ話し始めています。
「もっと早く準備しておけばよかった…」
そう後悔しないために、早めから少しだけでも備えをしておくことが大切です。
ここでは、「いま何をしておけば安心か」「どこから情報を集めればよいか」がわかります。
いざというときに慌てず対応できるよう、“今できること”を整理しておきませんか?
なぜ40代が動き始めているの?
「まだ早い」と思っていた40代の方々が、親の終活や葬儀の準備を始めています。
- 親が70代に入り、体調や物忘れなどの変化が少しずつ見えてくる
- いざというとき、親の希望が分からず家族で迷いそうな不安がある
- 自分も子育てや仕事で忙しく、準備に時間がとれそうにない
よくある後悔「もっと早く聞いておけばよかった」
葬儀のタイミングは突然訪れます。
そのとき、ほとんどの人が直面するのがこんな悩みです
- 葬儀の形式(家族葬?一般葬?)を親がどう思っていたか分からない
- 費用感や場所がまったく分からない
- 葬儀社をどこに頼めばいいか比較もしていなかった
- 結局、病院に紹介された葬儀社にそのまま依頼してしまい後悔
こうした体験談は、年齢問わずとても多く聞かれます。
事前に情報を持っていた人ほど、「落ち着いて対応できた」「納得のいく葬儀ができた」と感じているのが現実です。
今のうちにやっておくべきこと
葬儀社の資料を取り寄せる
親にもしものことがあった場合、すぐに葬儀社への連絡が必要になります。たくさんある中からすぐに1社を選ぶのは難しいため、時間と心に余裕のあるうちから情報収集することが大切。
まずは自宅でパンフレットを見ながら、「どんな選択肢があるか」を知っておくだけでも大きな差がありますよ。
葬儀の形式と費用をざっくり把握しておく
近年は家族葬を選ぶご家庭が増えています。
親が希望する形と、実際の相場をすり合わせておくことで、後々の判断がしやすくなります。
兄弟や家族と情報を共有する
自分だけで抱えず、取り寄せた資料を家族LINEで共有するなど、早めに方向性を話しておくのも有効です。親がまだ元気な今のほうが、もしものことを話しやすいとも言えるでしょう。
ご家族で話すのはちょっとハードルが高い、という方は、まずはご自身で資料を確認しておくだけでも、もしものときの備えになりますよ。
迷ったら、人気の葬儀社を比べてみる
「資料を取り寄せたり、価格の相場が知りたいけれど、葬儀社が多すぎて分からない」
そんな方のために、実際に資料請求が多い葬儀社を比較してランキングにまとめています。
葬儀社は相見積もりが一般的です。資料を取り寄せたからといって、契約を急かされることはありません。まずは気軽に資料請求して、内容を比べてみてくださいね。
まとめ
親がまだ元気なうちの備えの場合、葬儀社を今すぐ決める必要はありません。
でも、そのときは必ずやってきます。
「どんな選択肢があるか」「どんな葬儀社があるか」
情報を集めておくだけでも、いざというときの心の余裕がまったく違ってきます。
今のうちに資料を取り寄せて、家でゆっくり見比べてみる。
そのうえで、家族と「もしものとき、どうする?」を少し話してみる——
そんな無理のない一歩から始めてみませんか?