一般葬とはどんな葬儀?葬儀の流れ、メリット・デメリットなどをまとめました。
費用も品質も納得の一般葬をするための、葬儀社選びのポイントもご紹介します。
一般葬とはどんな葬儀?
一般葬とは、家族だけでなく、故人に縁のあった友人や知人・会社関係の方も参列し、通夜と告別式を2日間に渡って行う葬儀の形式です。
その名の通り、一般の方を幅広く呼んでお別れするお葬式のため、人数は100名以上になることが多いです。
現在は一般葬に加え、ごく近い家族のみで行う「家族葬」も一般的になっています。
一般葬の流れ
一般葬で葬儀を行った場合の、一般的な流れを時系列にまとめました。
一般葬で行う葬儀は、まずは生前から事前相談をしておくことから始めます。
事前にどんな葬儀にするかよく相談しておき、逝去後はすぐに葬儀社へ連絡をするようにしましょう。
一般葬の主な流れ(時系列)
葬儀社に生前相談
葬儀にかかる費用、必要なオプション、どの斎場にするかを生前から相談しておきます。
事前相談することにより、あなたに最適な葬儀プランをじっくりと選ぶことができるので、無駄な費用がかからず、最終的に葬儀費用を安くすることができます。事前相談で大幅な割引がある葬儀社も多いので、必ず生前相談はしておきましょう。
逝去
病院の場合、逝去してから数時間ほどしか安置してくれないことがほとんど。事前に決めていた葬儀社にすぐ連絡し、迎えに来てもらいます。
自宅に連れて帰るか、連れて帰れない場合は安置施設まで移動します。
葬儀社と打ち合わせ
葬儀社の担当者と、葬儀の打ち合わせを行います。葬儀の日程、葬儀の内容を決め、斎場の空き状況、お寺とも連絡をとって予定を確認します。
納棺
お通夜の前に、家族が立ち会って故人の体を棺におさめます。
故人の体を清める湯灌(ゆかん)をしたり、着替え、メイクなどもこのとき行います。
お通夜
斎場に移動し、お通夜を行います。お通夜の時間は、16時頃〜19時頃が一般的です。
僧侶にお布施をわたします。(お布施の金額は葬儀プランに含まれていないことがほとんどです)
通夜料理をふるまい、参列された方と会食します。
家族も一緒に宿泊できる斎場の場合、一晩故人に付き添います。
葬儀社の担当者と告別式の打ち合わせをします。
告別式
告別式を行います。告別式の時間は、午前10時頃〜正午が一般的です。
喪主からは参列された方へ挨拶を行います。
思い出の品などを棺に入れてお別れし、出棺。火葬場へ向かいます。
火葬
火葬場で最後のお別れをします。
火葬中、家族は休憩室で待ち、収骨をして骨壷におさめます。
斎場によっては、精進料理の会食をします。
自宅に連れて帰り、後飾り祭壇を設置します。
信頼できる葬儀社に依頼すれば、生前相談から葬儀当日、葬儀後まで丁寧にサポートしてくれるので、詳しい葬儀の流れやマナーなどがわからなくても心配ありません。
一般葬と家族葬との違いは?
一般葬と家族葬の大きな違いは、葬儀に呼ぶ人の範囲と人数が異なることです。
一般葬では、友人・知人・会社関係・ご近所など、お付き合いがあった方を幅広い範囲で呼び、葬儀の規模は100名以上になる場合が多いです。
これに対し家族葬では、ごく身近な家族のみが参列し、目安の人数は10名〜30名ほどです。
一般葬のメリットは?
一般葬のメリットは、故人に縁のあった大勢の方に、一度にご挨拶ができ、最後のお別れをしてもらえること。
家族のみで葬儀を行った場合、葬儀後に「なぜ呼んでくれなかったのか。参列したかった」と悔やまれることがありますが、その心配が少ないので安心です。
また、一般葬は昔から選ばれ続けている葬儀形式で、きちんとしている印象があるため、親族からも賛成してもらいやすく、世間体も心配する必要がありません。
一般葬のデメリットは?
一般葬のデメリットは、家族だけのお別れの時間が少ないこと。
一般葬では、通夜や告別式2日間に渡り、来ていただいた大勢の参列者の対応が必要になります。
また、伝統的なしきたりに則り葬儀を進行していくため、葬儀内容の自由度が少なく、故人と家族がゆっくり最後のお別れをできるような時間があまりありません。
反対に、ごく身近な家族のみで行う家族葬などの場合は、ゆっくりと故人の棺を囲んで思い出話をしたり、食事をすることができます。
一般葬にはメリット、デメリットが両方ありますが、どんな葬儀で故人を見送ってあげたいか、本人はどんな見送られ方を望んでいるか、よく考えて葬儀形式を決めましょう。
どんな葬儀にするか迷ったら、葬儀社にそのことを相談してみるのもおすすめです。例えば一般葬と家族葬、両方の見積もりを出してもらって選ぶこともできますよ。
一般葬なら、こんな葬儀社を選ぶと安心!
一般葬で葬儀を検討している場合の、葬儀社選びのポイントがこちらです。
- 誠実な葬儀専門会社を選ぶ
どんな葬儀にも共通することですが、誠実で家族に寄り添ってくれるような葬儀社を選びましょう。
特に一般葬は特に葬儀の流れが決まっており、しきたりが多い葬儀形式です。それゆえに、葬儀社の対応が事務的で、たんたんと葬儀が進んでいってしまったという失敗談も多いです。
大切な人を偲び、心のこもった良い葬儀にするためには、葬儀社選びがとても重要。あなたの要望に合わせて葬儀プランを提案してくれたり、気軽に何でも相談できるような葬儀社を選びましょう。 - 生前から早めに葬儀社へ相談しておく
同じ「一般葬」のプランでも、葬儀社によって費用も内容も全く異なります。
葬儀社選びで失敗しないためには、複数の葬儀社を比較することが大切。生前から少なくとも2〜3社から資料を取り寄せ、葬儀プランの費用・内容・サポート体制などをよく比較しておきましょう。 - 見せかけの格安価格にまどわされない
格安をアピールしている葬儀社には要注意です。
そういった葬儀社の格安プランは、一般的な葬儀に必要な内容が含まれておらずオプション料金で追加しなければいけないことが多いです。この場合、「追加料金無し」と記載されていても、実際は追加オプションが必要になります。
また、格安価格に惹かれて依頼したところ、葬儀の品質や対応が悪く後悔したということも多発しています。
一般葬の費用の平均額、相場はいくら?
一般葬にかかる費用の平均額は、およそ187万円というデータがあります。
※参照元:http://data.urban-funes.com/data/cost-of-general-funeral/
ただし、これはあくまでも目安の金額。参列する方の人数や地域によっても葬儀費用が変わります。
また、お布施の金額も個人差が大きく、お布施をいくらお渡しするかによっても葬儀にかかる総額は数十万円単位で異なります。そのため、他のお葬式と、あなたの検討しているお葬式を厳密には比べることができません。
平均額はあまり気にしすぎず、あなたの場合はいくらになるのかを確認するようにしましょう。
あなたの検討している葬儀の費用がいくらかかるのかは、無料見積もりで簡単に知ることができます。葬儀社によって、費用やプランの内容が異なるので、少なくとも2〜3社ほどからは見積もりを取り寄せ、比較しておきましょう。
必ず検討しておきたい評判の葬儀社はこちらの記事でご紹介しています。
一般葬のお役立ち情報
一般葬で失敗しないためのお役立ち情報はこちらの記事でも紹介しています。